北丹波農園より高坂鶏、高坂ポーク、高坂Jr.、高坂卵をご案内いたします。

取材一覧

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生産技術の情報収集、ニーズ
深く「知る」ことが大切

高坂英樹さんは起業家である。大学時代、最初に起こした事業はレンタルレコード店だ。店は繁盛し事業を拡大。「飲食事業は経営が難しい」と聞けば、刺激を求めるように参入した。そこで人生を変えたのが有機野菜。当時の有機野菜は、形も味も悪く、値が張った。「品質も価格も満足のいく有機野菜はできないのか?」と、一念発起。農地を購入し、農業を始める。

 とはいえ実際問題、農業は未経験。野菜を作るも、虫に食べられるばかり。そこで「成功の秘訣があるはずだ」と、全国の農家を訪ねて回ることに。結果、ポイントは土と水だと気づく。農園に戻り、習得した知識をもとに土作りをすると、翌年には成功した。

 次の転機は、とある料理人の「日本でブレス鶏を超える鶏は作れない」という言葉。試食し「確かにうまい。けど本当に作れないのか?」と挑戦心を煽られ、またも未経験の養鶏業に着手。2003年のことだ。野菜の時と同様にまずは情報収集。飼育条件の違いによる健康状態、餌の配合、薬剤添加の飼育と無薬の飼育、さまざまなケースを実践&観察する。試行錯誤を経て完成したのが高坂鶏だ。このサンプルを、ブレス鶏の魅力を知るシェフ、つまり、フランスでの修行経験のある料理人を選び、送る。反応は上々。購入希望者が続出だった。

 食材を仕入れる側、生産者、双方の立場、痛み、ニーズを知っているのが高坂さん。そして、農業でも養鶏でも、必ず押さえるべきポイントがあるというのが持論。既存の生産方法や慣例にとらわれない点も新規参入者の強みである、と。ビジネスにも置き換えられるが、この考えこそが新風を吹き込むきっかけだった。



フランス最高峰の鶏
ブレスを超える味をめざした




一本一本丁寧に毛をむしる。熟成に向く鶏。現在、「カンテサンス」のシェフ岸田周三さんも愛用中。
使い手である料理人の意見にこそ新発見があると、密にコミュニケーションをとる。



白身が透明であることが最大の特徴。独自の配合を施した、発酵飼料を与える高坂鶏。各方面から指導を請う声を受けて、伝えることも実践中。
北丹波農園は、宿泊可能な研修場を有する